私には、遊戯王を続けている理由が二つあります。
一つは、凄い人が見たいから。二つ目は、逢いたい人がいるからです。
遊戯王に限った事ではありませんが、カードゲームというエンターテイメントでは
本当に「凄い人」に会えます。
引け!と願えば思ったカードを引き盤面をひっくり返す人もいれば、小さいお店で遊んでいた一人の
子どもだったのに気付けば世界という大舞台にまで上り詰めるといったプレイヤーとして大きな成果を
収める方もいます。
他にも、両手の指で数えきれないほどの凄い人たちに出会えるのがカードゲームの魅力です。
私がこれまで見聞きしてきた人たちの中でも、本当に「凄い」と思える人たちは多いです。
これからも、そんな「凄い人」に逢いたい。だから遊戯王を続けています。
そして、私も元々は遊戯王を嗜む一庶民でしたが、その時、実に多くの人たちのお世話になりました。
彼らと過ごすのはとても楽しく、話していればすっかり時間を忘れてしまうほどでした。
大会に出る事なく遊戯王を楽しむ人たちでしたが、時が流れてすっかりその人たちとは離れ離れに
なってしまいました。
その時自分と一緒にいた人たちが今も遊戯王を続けているかどうかは分かりません。
全員辞めていると言っても過言ではないでしょう。
でも、もし彼らが、また遊戯王やってみようかな〜、とふらっと戻ってこられたときに
「まだ遊戯王面白いですよ。一緒にやりませんか。」と、満面の笑みで言いたい。
ただその一心で、今もこうして活動を続けています。
私は、遊戯王のために活動している、とは思っていません。
本当に遊戯王のために活動したいなら、コナミデジタルエンタテインメントさんに入社し、
カードゲーム事業部署やルール事務局のメンバーに加われば良いです。
私の場合、きっかけが単に遊戯王だっただけです。
きっかけがカードゲームだっただけです。
その遊びを通じて出会った人に、そしてこれから出会う全ての人に、
カードゲームという遊びを通じて人と関わる事、
そうして人と関わる事で学べるたくさんの大切なことを知って欲しい、と思っています。
「理解」とは、良い面だけを見る事ではありません。
良い所も、汚くて目を覆ってしまうような所も全て受け入れて、「理解」と呼べます。
カードゲームをするには、どうしても人と関わらないといけません。
人と関わるという事は、良い経験もできますが、良い事ばかりでもありません。
何故なら、カードゲームは遊びですが、カードゲームの周りで起こる事は遊びではないからです。
そうした労苦を多く積み重ねた分だけ、イベントはよりよいものへと育っていきます。
最後に、この場を借りて宣伝をさせて頂きたいと思います。
私が所属する福岡大規模非公認大会開催組織「TCS運営委員会」、代表Tetsuさんが管理
されておられる、九州遊戯王情報総合ブログ
『━━━━体は札で出来ている。』の紹介です。
http://iamthebornofmycard.info/blog/
九州圏内を中心に、公認・非公認問わず大会情報が多く掲載されており、九州の事を知りたい方、
いえ、それだけに限らず遊戯王をもっと楽しみたいと思っていらっしゃる方は是非、
このブログをブックマークして頂ければ幸いです。出来ればもう今スグお願いします(笑)
同じ情報発信媒体でも『Duel Entrance』とは異なり、地域に根差した密着型ブログというのは
今となっては寧ろ貴重な情報源であるかと存じます。
年末に開催される『Tetsu Champion Ship』に関する情報もこのブログでチェックできますので
どうぞ宜しくお願いします。
長くなりましたが、最後に私の上司であるTetsuさん、そしてこのような場を設けて
下さった『Duel Entrance』に多大なる敬意と感謝を表しつつ筆を擱かせて頂きます。
ご精読頂き、誠にありがとうございました。
2011年3月某日
福岡大規模非公認大会開催組織「TCS運営委員会」代表補佐
帝
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