2012年05月16日

はねまんCS2012春 01(なぜ「はねまん」が「CS」か?)

「はねまんCS」という響きが、耳慣れない方は少なくないでしょう。
個人名(ハンドルネーム)ではありませんし、もちろんそんな地域名も存在しません。
では、はねまんとは何なのか?
答えは「企業名」です。
海外版カードの代理販売サイトとして、2007年4月に立ち上げられたのが「合同会社はねまん」です。

ロゴ.png

今春で開業5年目を迎えたはねまん。
昨今は、遊戯王カード専門のマーケットプレイス「ガッチャ」の運営も手掛けています。
「企業という立場を踏まえつつ、かつ囚われ過ぎず、面白いことをやっていきたい」
と、代表である大野さんは語ります。
そんなはねまんがプロデュースする大会として2009年から始まったのが、山形県で行われる「はねまんCS」です。

それでは、はねまんがCSを行う意味とは何でしょうか。
決して、単なる興味本位やボランティア精神でCSという世界に踏み込んだのではありません。
かといって、大会で利益を上げるためでもありません。
そもそもの企画の発端は「決算期の在庫をどう減らせばいいか?」ということでした。
その方法として考え出されたのが、非公認大会という形でのユーザーへの還元です。
企業として商品在庫を大量放出しつつ、イベントとして地域に貢献するという、一石二鳥の方法でした。

1.jpg

2011年度の優勝賞品群です。
額以上に「両手で抱えきれないくらいにしよう!」という、大雑把ながら遊び心満載の賞品選定が行われていました。

CSを良く知っているプレイヤーなら、はねまんCS=賞品が豪華な大会というイメージを既にお持ちかもしれません。
更に詳しい方であれば「最近はそこまで豪華じゃない」と指摘するでしょう。
どちらも事実です。額にすれば10万円近かった第1回の優勝賞品と比べれば、現行の賞品は額にすれば一回り低いものとなっています。
というのも、はねまんCSが目指す所が次第に変わってきたからです。
現在のはねまんCSは、在庫処分という目的を飛び越えて「地域の模範になる大会」という、イベントらしいイベントの方向に進みつつあります。
それには2つの理由がありました。

第1回はねまんCSは「豪華賞品の大会!」というイメージを定着させ、大会そのものの知名度向上にも大きく寄与しました。
しかし、与えた影響は良いことばかりではありません。
翌年の大会では、大会進行中のヤジや暴言、ゴミの放置も平気で行うようなマナーの悪いプレイヤーも呼び寄せてしまい、なおかつ遠征組に上位賞品を根こそぎ持っていかれる結果となりました。
「東北勢はただただ悔しい思いをしていた」と、当時を知る地元プレイヤーは語ります。
地元参加者の声もあり、翌年以降も開催はされることになりましたが、企画としての方向転換を余儀なくされました。
賞品のランクダウンは、経営面での事情ではありません。
「まずは、東北のプレイヤーに喜んで頂けるイベントでなければならない」という、はねまんの思いが現れた一面です。

もう一つの理由は、昨年の東日本大震災です。
はねまん自身も被害を被る一方で、何かしなければならない、という気持ちに突き動かされた代表・大野さん。
自分個人ではなく、はねまんとして出来ることは何なのか。
知己のショップオーナーに思いを打ち明ける中で得た、
「私たちは遊戯王で食べさせてもらっているのだから、遊戯王ユーザーを助ける事を考えたらどうだろうか?」
という言葉が、方向を決定付けました。
すなわち「東北のプレイヤーが再び楽しく遊べるための土壌作り」です。
震災後、大野さんは東北各地の顧客に対して状況確認を行っていました。
その中で明らかになったのは、カードを無くし購入資金も持たないプレイヤー、閉鎖された店舗と遊び場がなくなった子供達といった、生活から遊戯王が消える事態でした。
一方で感じたのは「また遊戯王をしたい!」という強い気持ちだったといいます。
大野さんはその思いに応えるべく、活動の第一弾として、各地ではねまん名義のチャリティー大会を開催することを決定しました。
「地域のためになるイベント」という、現在のはねまんCSの原型がここにあります。



店舗大会の持ち味を活かし、発展を続けるはねまんCS。
その4年目となる大会の企画内容を次項でご紹介します。

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posted by Ford at 02:56 | TrackBack(0) | 文献集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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